ハッセル対抗の6×6一眼レフ
どうも。店主の早田清(はやたきよし)です。今回は、6×6判の一眼レフで、ハッセルブラッドの後を追いかけたモデルを紹介します。
ゼンザブロニカ
ハッセルを超えようとして出てきた国産の6×6判の一眼レフといえばゼンザブロニカだよね。どう見てもハッセルブラッドっぽいけど、格好いいカメラです。フィルム巻き上げとピントの繰り出しノブが一緒になっていたり、ミラーがカメラの下に滑り込んで、ピントフードの方からの光漏れを防ぐシャッター幕が出てきたりと、あれこれハッセルとの違いはあるけれど、だから何なんだという気もする。格好はいいカメラなんだけどね。ちょっと修理する気にならないんだなぁ。
フジタ66
それに比べたら、フジタ66は修理なんてラクなもんですよ。フォーカルプレーンシャッター搭載だけどシンプルな作りで、海外にも結構な数が輸出されたみたい。でもその時は名前がフジタじゃなくなる。
ゾリゴール66
これが、フジタ66の輸出版,ゾリゴール66だね。名前は違うけれど、カメラとしての内容は大体フジタ66と一緒。ほかにあまり説明することないね。
カリマーリフレックス
で、これがまたフジタ66の別名のカリマーリフレックス。交換レンズは標準が80ミリ、広角は55ミリ、中望遠の150ミリなんかがあった。
コーワ6 レンズ2本付 54.000円
国産のハッセル対抗機種といえば、やはりコーワ6じゃないかな。レンズシャッターの6×6一眼レフなので、ハッセルの500Cみたいなもんだね。遮光用のモルトっていう黒いスポンジがカメラの中に貼りまくられて、モルトのかたまりみたいなカメラだけど、整備すれば光線漏れもしないし、ちゃんと動くようになります。
エクサクタ66 テッサー80ミリ付 216,000円
ハッセルブラッドのライバルとなれるカメラとしては、やはりエクサクタ66かな。これは戦後の東ドイツで作られたモデルでフォーカルプレーンシャッターだからハッセル1000Fのライバルかな。エクサクタ66は修理してみると分かるけど、結構な信頼度のメカニズムだと思う。フォーカルプレーンシャッターの機構は、ライカ判のエクサクタヴァレックスなんかと殆ど同じなんだよね。だから調子が悪くなったカメラでも正常な状態に戻せるし、うまく直るんだよね。