オリンパスの悲哀。
どうも。店主の早田清(はやたきよし)です。今回はオリンパスのことを話そうかなと思います。オリンパスってフィルムカメラの時代から日本の5大メーカーとして認められていたんだけれど、その順番というとニコン、キヤノン、ペンタックスにミノルタそしてオリンパスみたいな感じで、1番手や2番手のイメージじゃなかった。
マミヤ6オートマット 75.600円
で、何でいきなりマミヤなのかといえばオリンパスはズイコーレンズをマミヤの中判カメラ、マミヤ6にも提供していたんだよね。だからオリンパスって意外とエライんですよ。でも、この時代のレンズは国産の光学ガラス素材が悪くって、今となっては白く曇ってしまっている場合が多いのがちょっと残念なところ。
オリンパス35 最初期型 216.000円
オリンパスってコンパクトなカメラを作っているイメージがあるけれど、戦後すぐに作ったオリンパス35も小振りなカメラです。シャッターレリーズのメカがカバーされているこの最初期型はすごくレアです。
オリンパス35 後期型 43.200円
そのあとシャッターをコパルにしたりして数多くのバリエーションがオリンパス35にはあるけれど、サイズは最初期型と変わらない。
オリンパスXA 参考品
最初のオリンパス35が出てから30年ほど経った1979年に出たのがカプセルカメラのXA。距離計も絞り優先オートも付いてボディがケースの役目も果たすのにコンパクトなカメラです。
ペン 19,440円
オリンパスの代表は、やっぱりペンだよね。昔からのカメラ屋は、ペンに食わせてもらっていたみたいなところがあるんですよ。ボクなんかも16才からカメラの修理をしているけれどペンは数限りなくやったよね。多い時だとまる1日で50台とかね。だからペンなら目をつぶっても直せますよ。
ペンW 75,600円
ペンの中でも人気があるのが広角レンズを付けたブラックボディのペンW。オリンパスはハーフ判のペンWを出す前にレンズ固定で広角を付けたライカ判のオリンパスワイドっていうカメラも作っていたんだけれど、あれはいいカメラだと思うんだよね。その話をすると長くなっちゃうので、また別の機会にしようと思います。
ペンFTブラック レンズ付き 216.000円
最終的にハーフカメラのペンはレンズ交換式の一眼レフ、ペンFになるんだけど、それに露出計も組み込んだ最終型がペンFT。ブラックボディに、パンケーキタイプの38ミリレンズを付けると究極のスタイルって感じだよね。ペンFTは目をつぶっても直せるほど単純なカメラじゃないので、これからしっかり整備しますよ。