ライカはファインダーが命
どうも。店主の早田清(はやたきよし)です。今回は、カメラでもレンズでもなく、外付けのファインダーのことを話そうと思います。そうなると、何はなくともライカ用のファインダーだよね。
ライカ用13.5cmファインダー 24,840円
いろんな焦点距離の交換レンズを使おうとすると、レンジファインダーカメラには外付けのファインダーが必要になってくるから各メーカーで作っていたけれど、ライカは覗いたときの気持ちよさが違うんだよね。
35mm用ファインダー54,000円 2.8cm用ファインダー 75,600円
特に、このタイプの35mm用ファインダーなんか、目で見えている世界よりもファインダーを覗いた方がはっきりと明るく見えるんだから驚きだよね。2.8cm用は中に入っているレンズの枚数が多いから、35mm用ほどではないけれど、ちゃんとしてますよ。
3.5cm用64,800円 5cm用32,400円 13.5cm用43,200円
現実より明るく見えるといえば、この5cm用もそうだね。覗くと5cmの標準レンズで撮れる範囲がフレームで見えるんだけれど、実はこの四角いフレームはライカ判の3:2よりも少しだけ左右が短いんだよね。戦前の3.5cm用はフレームが出ないけれど、サドル型の13.5cm用と同じで左右の比率はライカ判の3:2になってる。
スポーツファインダー27,000円
で、これが小さな穴から四角い枠を覗く、折り畳み式のスポーツファインダー。レンズは1枚も使っていないから軽い。金属の板を抜き差しして3.5cm 5cm 7.3cm 9cm 13.5cmと5種類のレンズに対応します。
直角ファインダー 32,400円
変わり種としては、上から覗いて90°横を見ることのできる直角ファインダーなんかも作ってた。ライカ用のファインダーって、どのようなものにしても人の目で見るものだからちゃんと作ろうっていう意思が感じられるんだよね。
逆像ビドム21,600円 正像ビドム27,000円
ひとつのファインダーで何種類かの交換レンズに対応できるのはスポーツファインダーだけじゃなくて、ビドムと呼ばれるタイプのものもあった。写真手前の逆像ビドムは、文字通りファインダー像が左右逆で見える。それだと使い勝手が悪いだろうということで、正像にしたビドムもあるけれど、中にプリズムを入れて正像にしているからずんぐりしている。正像も逆像も、よくできたファインダーですよ。