いつまでも修理代0円!?生涯メンテナンスについて
中古カメラといえば、気になるのが保証について。一般的には店が購入から3ヶ月あるいは半年の期間で保証書を発行してくれるもの。ところが早田カメラでは、中古カメラに保証書を付けない。そのかわり整備されたカメラには銀色のステッカーが貼ってある。
購入後、カメラの調子が悪くなったら店に持参してくれればタダで修理をするという。期限は何と無制限だ。
「10年前に売ったカメラでも調子が悪くなっちゃったらタダでやりますよ。よくお客さんにタダでいいの? とか驚かれるんだけど、10年も同じカメラを持っていて使ってくれるなんて嬉しいじゃない?」と、頼もしい発言。これぞライフタイムギャランティーと言うものか。でも早田さんが死んじゃったらオシマイですよね? と思い切ってシャレにもならないことを訊いてみたところ「大丈夫。三代目がそこのところは引き継ぎます」とのこと。猛然とカメラ修理の修行に励む三代目の責任は重かつ大であるなぁ。と思いつつ、お客としてはこれほど安心な買い物はないと感心するばかりである。
ちなみに銀色のシールと生涯メンテナンスの関係は早田カメラでの販売品ワンオーナーのみ有効であり、ネットオークションなどで転売された品物は対象外。シールを剥がして調子の悪いカメラに貼り直すなどズルをした品物も無効。天変地異や火事、水没、落下などによる故障については有償となる。
- この記事は、カメラライフvol.13に掲載された内容を抜粋したものです。