第六十一回 あの頃しょっちゅうゴルフしていた
ICSのメンバーと(1989)この写真で左にいるのが私です。場所はね、確かペナン島だったんじゃない? ペナン島はマレーシアですよ。僕がゴルフを始めたのは浅草の近所の若旦那連中が集まってやっていたサドンデスっていうゴルフの同好会みたいなのに誘われたのが最初なの。これはサドンデスじゃなくてICSのゴルフの会です。写真の日付が1998年5月5日になっているから、ゴルフを始めて10年以上は経っている頃だね。
早田さんは身体が大きいし、当たれば飛びそうだって? そう、ものすごく飛ぶの。でもね、ものすごく飛ぶんだけど、みんな曲がっちゃうの(笑)。パーーンッ!ってやるとぜんぶ「OBで〜す」って、そればっかりなの。まっすぐ飛べばすごいんですけどねって言われたもん。多分、ゴルフは今できないね。もう随分と長いことやっていないし。最後はね、ICSでサイパンに行って、そのときはインフルエンザになっちゃって、ろくなことがなくて帰ってきたの。
そういえば、ラスベガスでもゴルフやりましたよ。それもICSの会で。会長がゴルフが大好きでね。あんまり上手じゃないんだけれど、何しろ好きでね。S光のT井さんなんかも、下手くそだけどやるの。ラスベガスでは暑くって暑くって、汗がもうブォーッと吹き出してね。笑っているんだもん、ゴルフ場の人たちは。「こんな日中にゴルフやっているのは日本人だけですよ。僕たちは、夕方になって涼しくなってからやるんですよ」って。そういえばマレーシアも同じで、暑すぎてハーフで「ごめんなさい、もう勘弁してください」ってことになったの。何しろ気温が42度だったからね。ん? そうするとこの写真はペナン島じゃないな。あんな暑いところで長袖のわけがない。まぁ、外国のどこかだね(笑)。
どうしてもうゴルフやらないのかって? 本当はね、イギリスのゴルフ場でゴルフしてみたかったんだよね。イギリスだとカートは一切使わないから、全部自分で歩くの。とにかく打った距離だけものすごく歩くわけ。芝の上だから膝に負担がかからないからアスファルトの道よりも全然楽なんだけどね、1ラウンドで10kmとか、下手するともっと歩くんじゃない? かなりのヘバリになるらしいよ。
だから結局やらなかったの。要するに、もうそんなに歩けなくなっちゃったの。毎日ロモを連れて散歩しているから大丈夫じゃないかって? だってそんな距離歩いてないですよ。店から出て、墨田公園の右岸をちょこちょこっと行くだけだもの。